母と3泊4日沖縄旅行2日目。
国際通りからひめゆりの塔まで乗せてくれた運転手さんのおすすめだった鍾乳洞「玉泉洞」に向かうタクシーに乗った。

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今年も首相が平和祈念式典に参加した広場

沖縄南端の海を臨む
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運転手さん「今でも遺骨があちこちから見つかるんです。」

沖縄戦の戦没者たちの氏名が掘られた石碑
(のちに調べると沖縄戦以外の人々も記名されているとのこと)
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写真の、細い通路を挟んで左側は全員アメリカ人兵士(一部イギリス人、韓国人名も見えた)
圧勝と思っていた連合国軍側にもこんなにたくさんの犠牲者がいたことに驚いた。
日本人を殺しに来た彼らも、今では敵味方隔てなく並び碑に名前を刻まれ慰霊の対象になっている。

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兵士たちの誰もが誰かの父、息子、兄弟だった。
誰もが悪魔のようになってしまうのが戦争。
彼らの願いは平和な世の中で家族と幸せに暮らすことだけなのに。
血みどろになって命を落とした彼らは家族の元に帰ることはなかった。
青い空と海の島に残るのは名前だけ。

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大きな施設「沖縄平和祈念資料館」


駐車場に戻る時、資料館1階の無料のスペースを通り抜けた。そこで運転手さんが足元がガラス張りになっている不発弾が発見された時のまま保存されているところを見せてくれた。
不発に終わった大きな弾が1mどころか50㎝と離れずにひしめいて足元のガラスの向こうで顔を出してている。これらはすべて、日本人を殺すためにまるで雨のように撃ち込まれたものだ。


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運転手さんのお父さんは兵役で次々激戦地に送り込まれたそうだ。

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「我々は政府にはかないません。でも私たちの思いはずっと言っていきたいんですよね」
どの問題のことを指していたのかは想像するのみだったが、運転手さんは独り言のようにそう言った。

彼らにとって戦争は遠い昔の歴史ではなく、今も続く生身に感じる経験なんだなあ。

思いがけない地元の人とのふれあいで本や映像からは得られない体験ができました。
運転手さん本当にありがとう!



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(過去記事)沖縄旅行1日目はこちらから↓ 
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「沖縄旅行初日の苦戦」




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