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「アレのことか」

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このライオン…まだ両親の寝室で寝てた頃。窓ガラス、障子、さらにカーテンを透けてうっすら街灯の印影が部屋の中に映るんだけど、よくそこから勝手に思い浮かべてた「怖い静止画像」。浮かび上がるだけで動かないんだけど、っていうか想像なんだけど。


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あのそこら中にゴロゴロある緑色の石に幻覚作用があったら悪い人に高値で売り飛ばされてしまう。

子供は時々荒唐無稽なことを大真面目に言うからな。
わーちゃんも、デタラメを言ったというよりはもしかしたら「子供、何でも口に入れてみようとする」→「お母さん困って脅かすようなことを言う」→「わーちゃんそのまま信じた」
という図式だったかもしれない。

自分は小さいころの記憶がわりとあるほうだが、オバケとかは見たことがない。
この「窓から入ってくるライオンの図」がなぜか小さいころ、想像上の怖い物の象徴だった。

周りに「霊が見える」とか言い出す子が現れるのは小6くらいから。中二病のハシリだな。

中二と言えば
助けてほしい(外へ逃がしてほしい)虫や小動物はよくワタシの前に姿を晒す。本当だ。
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「Gの糸」(2015年10月16日)




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