地元新潟では、子供の頃おせち料理にくるみ豆腐が出た。
くるみをキリなどでほじり出したりすりこぎでする役目を与えられたものだ。
その名残りでこちらでも年末の買い出しでくるみ豆腐を買っていたが…
今年の思い付き。

そうだ、ジーマーミ豆腐を食べよう
ji1-11



ji1-1

初トライ!

材料
生(ローストされてない)ピーナツ1袋(454g)
水 500㏄
タピオカ粉(本来は葛がいいらしい。または片栗粉) 70g

タレ
砂糖 大2
醤油 大2
みりん 大2
水 大2
↑煮詰めて冷ましておく。

ji1-6
殻剥き…指紋消失。薄手の手袋とかするべきだった。

そして
「一晩水に漬けときゃアーモンドみたいにスルスル剥けるだろ」と就寝。
ji1-7
翌朝→剥けなかった。
サッと茹でて再トライ。それでも半分くらいの渋皮は剥きづらかった。
ひとつひとつ、渋皮のカスが残らぬように剥く…
(今思うと雑にやってもどうせ絞るんだし大丈夫だったかも)

ji1-8
はい剥きました

ji1-5
ドッと疲労。
この日はおせち何品目も作る予定なのに。
しばらく視界に入れるのも嫌で最後まで後回し。

伊達巻作りに使ったフードプロセッサーが空いたので、そろそろ手掛けるか…
フープロにピーナツ(この時点で殻剥き直後は326gだったピーナツ、茹でたのを計ったら452gになっていたがもうわけがわからないのでレシピほぼ無視で全部入れる)、
水半量(約250㏄)も一緒に入れてドロドロにになるまで粉砕。
この後フキンで絞って豆乳を絞り出すことになっているのだが、
ここで気付く。
ji1-3
フキンなんて洗濯洗剤の成分やにおいがついてるだろうから熱湯か何かで洗わないといけない面倒くさい…
もしかしてスロージューサー…
使えないだろうか…
これ、結構キッチリ絞ってくれるのよね。

やってみた。
ji1-4
フープロでの粉砕はドロドロより適当に粗めで。
そしてそれをスプーンですくってスロージューサーの投入口から入れていく。
するとうまくピーナツの豆乳が採れました~

ji1-9
大量の「おから」発生でちょっと焦ったが結構サラサラ、よく絞れてる模様。
おから料理に使えるので冷凍保存。

とれた豆乳に残りの水も混ぜ、タピオカ粉70g(または葛粉、片栗粉)も入れて中火にかける。
ダマができないようヘラで混ぜ続ける。
ここからは意外とテンポよく進んだ。
すぐに固まり始めるので時間との勝負。写真無し。

火が通りしっかり練り上げたら容器へ。
ji1-10


さあ出来立てを食べよう!
ji1-11

大成功。
ねっとりもっちりピーナツのコクと風味。めっちゃおいしい。


やばいもっと食べたい。
めんどくさいけどリピします。

リピします。



さらに
ji1-2



ji1-13
毎年メモを残す。苦心の跡(笑)
今年は「たんばる」さんでなぜか購入手続きができず、他を探した。
「丹波篠山」で検索し、上質そうな3Lサイズの豆を500g購入。

令和元年の黒豆レシピ(ウチは毎年甘味あっさり)
水 2 ℓ
黒豆 500g
砂糖 150g
塩 大1
醤油 大1
重曹 小1
錆びたくぎ 数本

↑ガーゼの袋が無いのでくぎはコーヒーフィルターにたこ糸で縛って入れる。

炊き方はネットで出回っている土井勝先生の方式参照。


みて。裂け、シワひとつない漆黒の照り。
まるで部屋中が映りこみそうなほどのツヤ。
ji1-12

令和最高というのは冗談、本当に今まででトップの出来ばえだったと思う。
いつも砂糖と塩加減に迷いが生じてそれが味に出ていた気がするけど今回は後からいじるようなことはしなかった。
ただ、もう、ほんっっの少しだけ砂糖と塩を減らしてもいける気がする。
ただあまりにも薄味だとモソモソしておいしくないし、加減は本当に難しい。
あとは水がずっと不足気味だった。始めの方から豆が顔を出すスレスレ。もう少し足せばよかった。
しわ防止にコーヒーフィルター(大きく丸く広がるサイズのやつ)を落し蓋にして煮込んだ。

でも何と言っても

「いい豆を使うに勝る正攻法はない」

でした~
やっぱ「これ」が食べたいなら米国産や中国産で替わりは効かない。



承認欲求大フィーバー。怒涛の大晦日おせち振り返り
ji1-14

いつもは割と出来のいい伊達巻、今年はなんかイマイチだった。
テキトーに目に留まったレシピを使ったんだけどそのせいかな(人のせい)

純米大吟醸は長女タンの彼ピくんからのクリスマスプレゼントだった。
嬉しすぎる。

栗(なし)きんとんは今年も最大限に甘味が出る焼き方の焼き芋をマッシュ。
加糖なしで驚きの甘さ。(オーブン180℃で60分~大きい芋で90分。余熱無しホイルで巻くなどの手間無しイモ置いてスイッチ入れたら完成)

新潟の切り干し大根を頼むのを忘れてたので今回はスーパーで揃えた食材で。

郷土料理「のっぺ」に、嫌いなぎんなんは入れない。
(ぎんなんは、レンジやフライパンで炒って塩で食べるのが好き)


というかんじで
テキサスでもおせちをDIY感覚で作れちゃう!
いつもお重を注文している方。
なんかいつもいらない、あんまり好きじゃないのが必ず入ってるのがお悩みの方。
たまには品質のよい食材と好みの味付けで食べられる
好物ばかりで食べ残しの発生しないおせち作りはいかがですか
\( 'ω')/



また来年~


友人を呼んでミニ新年会もできた。
e1cfc9dd-s

このお重もまたきれいに洗って乾かしてまた来年。




(過去記事)ワタシが毎年意地になってでもおせち、特に黒豆を作るきっかけになったエピソード
2a7b50a4-s
「あなたがそれを苦手なのは、まだ出会ってないからだよ」

(ちなみに今年のとは材料の配分が違います↑)

ワタシの人生を揺るがすような衝撃ってコーヒーとか食に関することばっかりだナー。



7cdcf0e6-s
「沖縄旅行最終回 じーまーみ豆腐、そして大阪の美味しいものも紹介」


去年はこの新しい好物とも出会えて幸福な年であった。



いつも応援ありがとうございます。
にほんブログ村 漫画ブログ コミックエッセイへ
にほんブログ村

絵日記ランキング