ある日デンマークの家庭料理、「フリカデラ」をツレ氏が作った。
前回の記事の続き
奇跡は起きなかった。
肉とほぼ同量かと思うほど大量に入れた小麦粉。つなぎの卵もなく、水分も足りず、塩分は悪と信じるツレ氏は下味に塩も加えないのでただ味のない生焼け小麦団子のようになってしまった。(当時ツレ氏はまだグルテンアレルギーという概念に出会ってなかった)
申し訳ないがマズいというより咀嚼して飲み込むのがつらいレベル。
シン…と緊迫したテーブル。
でも一言も発しない。
なんていうか
前々からツレ氏の娘たちの従順さというか忍耐強さには感心していたが、この時の次女タンの振る舞いが印象的だった。ワタシが実の娘なら遠慮なくギャーギャー騒ぎ立てたところだった。
「これがここの家庭の流儀なのか…少しは見習おう」とはじめのころは思ったものだ…(思っただけだった)
まあ今にして思えば、ガールズからしたらどうせ間もなく離れ離れになる親子関係だし、いろんなことでいちいち言い争いするくらいならスルーしようというスキルが身についていたのだな。
この晩はとうとう3人沈黙したままがんばって自分が取り分けた分のフリカデラを食べ切った。
ツレ氏には少しかわいそうだったが「次回こそは…!」と奮い立たれてもアレなので、まあこれでよかったのだ。
ひき肉で作る「フリカデラ」
鮭や白身魚をたたいて作る「フィスケデラ」
どちらも日本のハンバーグの要領でおk。焼くときはカレースプーン山盛り1杯くらいのサイズをすくってフライパンで焼く。(お義母さんは卵は入れない、小麦粉も少な目)
ポイントはフライパンにたっぷりのバターで焼くこと!(出たー)
そしてさらにクリーム系のソースを作る。インスタントのものでいいのだが焼いて出た肉汁とバターをたっぷり混ぜて。
バター、そしてバターで本場の味ですよ!(笑)
ワタシはツレ氏と二人暮らしの時はそこにジューサーで出た野菜の搾りかすを混ぜて作ると自分的には味は落ちると思うがツレ氏は無条件に喜ぶ。
日本の両親と行った台湾で食べたアレの味はどうか
「いざ台北3」(2016年5月9日)
なつかしーまた行きたいなぁ~
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コメント
コメント一覧 (10)
美しい高校生次女タンのコマの、カイエさんの心の実況の声で、もうダメ(笑)!
カイエさんの心がどうとかでなく、次女タンたちは きっとどういうリアクションが一番か経験則から心得ているのでしょうね(* ̄∀ ̄)。
せっかく張り切って作ってくれたツレ氏さんも、ここで笑い飛ばさないと もったいないですねえ...次から 途中カイエさんに手伝ってもらうとか、素敵な共同作業のきっかけになったかもしれないのにー♪
私が見たレシピは、お肉400gの材料に対し、バター10gで焼く。
で、ソースなどはなく バター焼きしたミニハンバーグをシンプルに食す感じでした。
おそらく本場では、バターを使ったうちに入るまい(苦笑)。
私、カイエさんと同世代なので、今の日本の女の子の細さはわかりますってー!
もうね、昔ながらの標準体重なんて、今の子からしたらデブですもんねえ。
困ったもんだ。
私は標準体重は「標準」と信じております(笑)!
しかし、今の体重計は内訳がしっかり出るから...これまた厳しいっす。
えーワタクシ勝手にあすかさんのことすっごい若い年代と思ってまして~~(*'ω'*)
ワタシ子供のころから標準体重になったことがなくって~中年になったら周りがワタシに追いついてきた?みたいでやっと標準。ハハッ( ̄▽ ̄)
えーとですね。400gのお肉にパター10g?…ひとかけですね。それはデンマーク料理とは言えません!wwwヾ(≧▽≦)ノ
生地がたーっぷり吸うくらい使わないと!1箱とか…(震)
ハードルたけーー!(笑)
よくグレなかったよね!!ワタシが娘ならすっごい反抗して大人になっても近寄らなかったかもよ。
賢いんだろうねぇ…(;´∀`)
butter is butter って代わりのきかないものとか譲れないものって意味かな?
目玉焼きにもバターばーんかぁ…そういえばゆでコーンにも使ってたな~。
そうですね~ハンバーグ的なのは味見しないんで。結局残った物はツレ氏がお昼とかにちょっとずつ食べて結局捨てずに済んだんじゃなかったかな…。うーん、ツレ氏のモノの食べ方はちょっと独特ですねー。
それに助けられる時もあれば納得いかない拒絶にあうときも。(;・∀・)
えー魚介系食べないのきついっすねーこっちが(^^;
じゃあ出汁が効いたものもダメかぁ。
和食のイイトコ全滅じゃないすか。
おいなりさん…世にその例えがあるのは知っていたけどそれを理由に食べないなんて〜〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
そうですね〜〜始めの頃はガールズの振る舞いを見て賢いなあと。ツレ氏の対処法の参考にしたものですが、やっぱ自分には無理だったー!(^◇^;)